ドクターにとって脳無は「人間を材料にして作る高性能兵器」であり、長い年月をかけて脳無を作り続けてきたため、素体の耐久性、搭載する個性の相性、再生力、命令への服従性、メンテナンスのしやすさ、戦闘投入時の火力を最優先に考えてるので、ドクターの視点では「どうすればこの個体をより強く、より壊れにくく、より便利に使えるか」が重要。
元が人間だったことや、顔があること、声を持つこと、人間らしく見えることは、基本的に不要な装飾。むしろ脳が剥き出しであれば処置がしやすいし、顔などという壊れやすく意味の薄い部位にコストをかける必要はない。強くて謎に満ちた怪物であるほうが良いという理屈。
陽火は脳無作りに関しては新規参入に近いので、脳無はただの怪物ではなく、「元人間」という利点が見えている。子供や女性の姿に寄せ「助けて」「殺さないで」と言わせるのは戦闘力とは別の武器になりえるし、強さそのものはドクターが培ってきたノウハウでどうにでもなる。これは陽火がヒーローを素直に信用しているから出てくる発想。ヒーローを嫌っていても、「ヒーローは正義であり、弱きを守るものだ」という前提は信じているので、子供の顔をした脳無が泣きながら助けを求めれば、ヒーローは一瞬止まると分かる。民間人かもしれない、被害者かもしれない、救える命かもしれない。そう考えた瞬間、攻撃は遅れる。たすけてね、ヒーロー!
ドクターは脳無を「どう強くするか」で考えるけど、陽火は「どう見せれば相手が嫌がるか」で考える。二人で力を合わせて、めちゃくちゃ嫌な脳無を作ろうね……。
陽火が脳無に言わせたいこと
接敵時
「たすけて」「怖かった」「私は(適当な人名)です、ここはどこですか?」
損傷時
「(悲鳴)」「たすけて(ランクチャート上位ヒーロー名)」「いたい」「酷いことをしないで」「助けてくれるんじゃないの」「おうちに返して」「ヒーローを呼んでください、襲われています!だれかヒーローを呼んでください!」「あぶない、みんな逃げて」
尚、知性は不要なものとする。プログラミングされた反射的発声でしかない。