2026-05

いきてきたるものがたり

箱詰めの親切

件名:【★☆朗報☆★】連合、規模拡大【☆★絶対見て★☆】各位お疲れ様です。あかりです。しばらく連絡が滞っており、申し訳ありません。新体制への移行にあたり、幹部格全員が正式な権限および発言資格を得るための承認過程に参加していたため、各方面への...
いきてきたるものがたり

地底にて産声は高らかに

先導する異能解放軍幹部二人の後を追いながら、スケプティックのねちねち発言に律儀に反応し、そのたびに挑発を投げ返しているトゥワイスを軽く宥めながら歩く。 トガちゃんはトゥワイスの背中に隠れながら、半眼でジトッとスケプティックを睨んでいた。 そ...
いただきもの

いきてきたるものがたり 保護者たち

先田パニさんから!
いただきもの

いきてきたるものがたり 男主・弔

わっふるさんから!
いきてきたるものがたり

【我らが痛みを照らすもの】

その男の不運は、持って生まれた個性そのものにあった。 もっと正確に言うなら、その個性が彼自身の資質や努力とは別の場所で、彼の人生の価値を決めてしまったことにあった。 彼は熱心な両親のもとに生まれ、幼い頃から手厚く、そして少しばかり熱の入りす...
いただきもの

いきてきたるものがたり 子子ちゃんと胡乱な女そしてまっしろ

わっふるさんから!
いきてきたるものがたり

束の間の平和にて

即席で作られた白木のカウンターの向こうに、界隈では著名な寿司職人たちが静かに並んでいた。 磨き上げられた包丁、曇りひとつないまな板、温度を見極められたシャリ。目の前には、海の深みも、季節の香りも、脂の甘さも、歯触りの妙も、淡白な余韻も、濃厚...
いきてきたるものがたり

喝采を。今この時、冠は我が王に。

街の向こう側に、山が生えた。 ギガマキくんって長生きしてるみたいだから、ダイダラボッチとかいう妖怪って昔の人が見たギガントマキアだったのかもしれないなあ……。 ビルと家屋の向こう、屋根の連なりのさらに奥から、ぬ、と肌色と影の塊が持ち上がる。...
いきてきたるものがたり

他人の祭壇に火を灯せ

この世で最も攻撃性の高いものは何か、と聞かれたら、俺は『自分を弱者だと思っている、行動力のある人間』だと答える。 本当に弱いかどうかは関係ない。大事なのは、本人が自分を虐げられた側だと信じていることだ。自分たちは奪われてきた。踏みにじられて...
いきてきたるものがたり

【とんとん、やぎさんとびらをあけて。わたしはやさしい、よいおおかみ】

そろそろ、はじまる。予定されていた時間が近い。私は壁の時計を何度も見上げながら、バウンサーのそばに座っていた。 昼間の光がカーテンの隙間から白く差し込んで、床の上に細長い帯を作っている。こんなに明るいのに、街はひどく静かだった。明るさだけが...
いきてきたるものがたり

ゆりかごの侵略

~前回のあらすじ~
いただきもの

愛はプライスレス

わっふるさんから!
いただきもの

いきてきたるものがたり 主人公

わっふるさんから!
いきてきたるものがたり

危険な場所から危険な場所へ

弔くんには、一度気に入ったものができると、もうダメになるまでずーっと、それはもうずーーっと、そればかり使い続ける悪癖がある。 そのおかげで、一度気に入ってもらえた俺は、結構やばいヘマをやらかしても「このアホ犬!!」という罵倒と平手パンチだけ...
いきてきたるものがたり

ぱち、ぱち、と、燃え果て、

会話はドクターに聞かれている。 ということで、燈矢くんが現No.2のホークスと行う悪巧みと、弔くんがギガマキくんを跪かせるためのバトルは、現在同時進行で行われている。俺はその両方を、ドクター経由のカメラやマイク越しにリアルタイム鑑賞している...