最近では《ともしびのつどい》も全国的に広まり、会員の方も当初よりぐっと増えてきました。初めて手に取ってくださった方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで今回は、改めて 《あかり教・教義 十カ条》 について特集したいと思います。
「教義」と言うと少し堅苦しく感じるかもしれませんが、これは“決まり”ではなく、“心がけ”です。あかりを受け取った人が、そっと次に渡していくための灯火のリレー。そんなふうに読んでいただけたら嬉しいです。
道ばたで立ち尽くしている人、声をかけられずにいる人、助けを求める言葉を飲み込んでしまう人身近には気づきにくい「困りごと」がたくさんあります。ほんの少しの関心や声かけが、大きな支えになることがあります。
2. あなたの親切への見返りを求めてはいけません。
誰かのためにしたことが報われなかったように感じることがあるかもしれません。ですが、その行いは確かに、誰かの中にあたたかさを残します。優しさは見返りを求めないほど、美しく光ります。
3. 『あかり』は分かち合いましょう。
『あかり』は、ひとりのものではありません。必要としている人にそっと手渡し、それがまた次の誰かへと渡っていくことを願っています。自分の中にある“あかり”を、閉じ込めずに広げていくことが大切です。
4. 誰かの痛みを否定してはいけません。
「そのくらい大丈夫」と言いたくなることもあるかもしれません。でも、痛みの感じ方は人それぞれ。たとえ理解できなくても、「痛いんだね」と受け止め、寄り添う姿勢が、相手にとっての救いになることがあります。
5. 名を求めず、ただ差し出しましょう。
何かを差し出すとき、「ありがとう」「すごいね」と言われたい気持ちは自然なものです。けれど、本当に困っている人の前では、名前も立場も関係ありません。名乗らずに手を差し出せる人こそが、真のヒーローなのです。
6. 『あかり』を信じた心を否定してはいけません。
お守りのように大切にしている気持ちを、笑ったり否定したりしないでください。それがその人にとっての希望であるなら、そっと守ってあげてください。
7. 壊したくないものを守りましょう。
家族、友情、日々の穏やかさ……守りたいと思うものは、人によって異なります。けれどその気持ちは誰にとっても尊いものです。自分にとって大切なものを大切にする────その姿勢が、他者への優しさにもつながります。
8. 赦すことは義務ではありません。
誰かを赦すことは、簡単なことではありません。無理に赦そうとすると、自分の心がすり減ってしまうこともあります。まずは、自分の痛みと向き合う時間を持つことが大切です。赦しは、強制されるものではありません。
9. 誰かの“ひとり”に気づいたなら、声をかけてあげましょう。
周囲の中でぽつんといる人。孤立しているように見える人。そんな“ひとり”に気づいたら、そっと声をかけてください。「どうしたの?」「一緒にいてもいい?」たった一言でも、救いになることがあります。
10. あなたが灯したあかりは、いつか、あなた自身を照らします。
今は届かないように見えても、あなたの優しさや行動は、確かに誰かの心に残ります。そして巡り巡って、思いがけないかたちで自分を支えてくれる日が来るかもしれません。あかりは、そうして静かにめぐっていきます。
