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殺し屋

殺し屋

このくらいのSFはある

楯岡が異変に気づいたのは、背後で扉の閉まる音がしたあとだった。 第三業務室から地下の資料庫へ向かうだけなら、エレベーターを降りて右へ曲がり、防火扉を二枚抜ければいい。 何年も通っている経路で迷うような場所ではないし、前を歩いていた伊坂も、途...
2026/07/27
殺し屋
殺し屋

工具情事

「俺はなんて不幸なんだ!!」 昼休みに入って十二分ほど経った人材派遣会社スモールアップルの第三業務室で、伊坂恭平は両手で頭を抱えていた。 大声を出すほどの不幸に襲われているようには見えない。椅子に座れているし、両手足もついている。昨夜は楯岡...
2026/07/27
殺し屋
殺し屋

プロ用

ギュイイイイイイイイン、と、薄い鉄板を何枚も重ねて一息に引き裂くような音がした。地下倉庫の剥き出しのコンクリート壁にぶつかった音はすぐには消えず、天井を這う配管や積み上げられた石膏ボードの隙間で細かく震え、少しずつ痩せながら奥へ逃げていく。...
2026/07/27
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