世界で一番超絶可愛い俺のザングース

某月某日 ザングにフェアリータイプがついてないのが解せぬ

床に寝転がってごろごろくつろいでるザングースを見ていたら、あまりにもモフモフで可愛かったので構いたくなった。「ねえーねえーザングたん遊んでー」と言いながら頭へぐりぐり頭突きを繰り返していたら、最初のうちは完全無視を決め込んでいたザングも、さすがに鬱陶しくなったらしい。ものすごく面倒くさそうに顔を上げ、でっかいため息みたいに鼻から息を吐いてから、のそのそ立ち上がって逃げていった。そんな露骨に嫌そうな顔しなくてもいいじゃん! 可愛い!

しかし、ここで逃がす俺様ではない。遊んでほしい俺と、一人でのんびりしたいザング。どちらの意思が尊重されるべきかなんて考えるまでもない。俺である。執拗にモフモフしたザングの尻を追いかけ、「ザングたーん」「遊ぼー」「ねえねえねえ」と後ろからついて回っていたら、ザングはとうとう部屋の隅の玩具箱の前で立ち止まった。観念したかと思ったら、前脚で中をごそごそ漁り、ポケじゃらしを一本そっと取り出して俺の足元へ置く。それから顔を上げて、じっとこっちを見た。どう見ても「ほら、これやるから一人で遊んでろ」の顔だった。

待って。俺が遊びたいのはポケじゃらしじゃなくてお前なんだけど? とはいえ、わざわざ玩具まで持ってきてくれるなんてやっぱりザングたん優しい。つまりこれは「これで俺と遊ぼうぜ」というお誘いに違いない。仕方ないなあ! そこまで言うなら遊んであげよう! と、ポケじゃらしを放り出してザングに全力でじゃれついたら、肉球で顔面をべしっと叩かれた。ペロ……これは……ご褒美……!

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